英語

【完全ガイド】can / could / be able to の意味、用法、使い方、使い分け、違い、例文

  • can
  • could
  • be able to

使い方や使い分け、違いを知りたい

「できる」「できない」という能力を表す助動詞は「can」「could」、そして類似の意味を持つ「be able to」です。

これらは日本の受験英語だと、書き換え可能だと習いますが、実はそうでもありません。

今回は、その使い方と使い分けや違いについて学びたいと思います。

こんな方におすすめ

  • 助動詞「can」について知りたい人(意味・用法)
  • can」「could」「be able to」使い方
  • 使い分けや違いを知りたい人
  • should」や「might」との使い方
  • さまざまなシチュエーションの例文を知りたい人

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助動詞「can」

まず、助動詞「can」についてです。

助動詞とは、動詞の前におくことで、意味を加えるものです。

can」は「できる/できない」という「能力」の意味を加えることができます。

そこから派生して、許可「〜してよい」、可能性「〜しうる」などの用法もあります。

could」は「can」の過去形です

助動詞「can」の用法

助動詞の後ろには、必ず動詞の原形がきます。

動詞の原形とは、「do」「be」「work」などの、動詞そのもののことです。

  • can be
  • can do
  • can work
  • can read
  • can speak

現在の能力「できる」

現在のことについて話す場合、「can 」は、現在形で使います。

何かが「できる」を伝えることができます。

例文です。

  • You can speak English.
    あなたは英語を話すことができます
  • My mother can pick us up.
    私の母が私たちを迎えに来ることができます
  • I can ask my brother for help.
    私は、兄(弟)に助けてもらうことができます

現在形では「be able to」を使うこともできます。

  • You are able to speak English.
    あなたは英語を話すことができます
  • My mother is able to pick us up.
    私の母が私たちを迎えに来ることができます
  • I am able to ask my brother for help.
    私は、兄(弟)に助けを求めることができます

主語によって、「be」が変化しますので、ご注意ください。

現在の能力の否定「できない」

現在の能力を否定する場合は、「not」を付け加えるだけです。

つまり、「cannot」「can't」「be not able to」です。

例文です。

  • You cannot speak English.
    あなたは英語を話すことができません
  • My mother cannot pick us up.
    私の母は、私たちを迎えに来れません
  • I cannot ask my brother for help.
    私は、兄(弟)に助けを求めることができません
  • You aren’t able to speak English.
    あなたは英語を話すことができません
  • My mother isn’t able to pick us up.
    私の母は私たちを迎えに来ることができません
  • I’m not able to ask my brother for help.
    私は、兄(弟)に助けを求めることができません

下記ポイントもご参考ください。

ポイント

すべての「cannot」は短縮形「can't」に置き換えできます😉

be動詞「am」と「not」は短縮できないので、「I'm not」となります😚

「be able to」の否定形

be able to」を否定形にする場合、「be unable to」を使うことがあります。

スマートな言い方なので、特に文語で好まれます。

例文です。

  • You are unable to speak English.
    あなたは英語を話すことができません
  • My mother is unable to pick us up.
    私の母は私たちを迎えに来ることができません
  • I am unable to ask my brother for help.
    私は、兄(弟)に助けを求めることができません

過去の能力「できた」

過去の能力について話すときは、ちょっとしたルールがあります。

一般的な能力について話すときは「could」を使い、過去の具体的な特定の能力について話すときは「was/were able to」を使います。

もし誰かが、いつでも、さまざまな状況で、何かをする能力を持っていたとしたら、これは一般的な能力です。

  • She could read by the time she was five. She could read anything! Books, newspapers, letters, anything!
    彼女は5歳までに本を読むことができました。なんでも読めました。本、新聞、手紙、なんでもです。

これは一般的な「本を読む」という能力、スキルについて話しているので、「could」が正しい選択です。

さて、もし誰かが特定の時間に特定の状況で何かをする能力を持っていたとしたら、これは特定の能力と言えます。

  • She was able to read Snow White in front of the class.
    彼女はクラスのみんなの前で、「白雪姫」を読むことできました。

これは「クラスのみんなの前」で、「読むことができた」という特定の状況です。

この場合、「be able to」が正しい選択です。

つまりわかりやすくいうと、とある過去の時点での事実「〜することができた」を表現するのが「be able to」です。

例文です。

  • I could read when I was three years old.
    私が3歳の時に読むことができました
  • She could speak a little Japanese when she was younger.
    もっと幼い時、彼女は日本語を話すことができました。
  • She could dance really well.
    彼女は上手にダンスすることができました
  • Could you go outside by yourself when you were a kid?
    子供の時にひとりで外出できましたか?
  • We could wear headphones and listen to music while we worked.
    仕事中にヘッドフォンで音楽を聴くことができました
  • We were able to clean up the house in 30 minutes before we left there.
    私たちは、出かける前に、30分で家を掃除することができました
  • They were able to escape from the cage.
    彼らは、ケージから脱出することができました

過去の能力の否定「できなかった」

過去の能力を否定する場合、「could not / couldn’t」か、「was / were not able to」を使うことができます。

例文です。

  • I couldn’t read by the time she was five.
    私は5歳になるまでに本を読むことができませんでした
  • She couldn’t read Snow White in front of the class.
    彼女はクラスのみんなの前で、「白雪姫」を読むことができませんでした
  • You couldn’t dance very well.
    彼女は上手にダンスすることができませんでした。
  • We couldn't afford to buy a house ten years ago.
    私たちは10年前に家を買う余裕はありませんでした。

was/were not able to」の方が、could よりややフォーマルで丁寧に聞こえます。

文語で使われることも多いです。

例文です。

  • We weren’t be able to finish the meeting by 6.
    私たちは、6時までにミーティングを終えることができませんでした
  • It was very dark, and they weren’t able to find the exit.
    とても暗かったので、彼らは出口を見つけることができませんでした
  • It was unable to find the right partner.
    適したパートナーを見つけることができませんでした

過去完了「Could have」〜できたのに

過去に能力を持っていたが使わなかった場合は、別の方法を使うことができます。

〜できたのに」というような後悔を表します。

それは、「could+have+動詞の過去分詞」を使います。

現在形過去形過去分詞
bewas / werebeen
dodiddone
studystudied studied
read read [red]read [red]
learnlearntlearnt
drivedrovedriven
動詞の活用

一番右の列の、過去分詞の形です。

例文です。

  • I could have helped you, but you didn’t ask me.
    あなたを助けることができたのに、あなたは私に頼みませんでした
  • We could have invited more people. There’s spare seats at the back.
    私たちはもっとたくさんの人を招待することができました。後ろに、座席が余っています
  • He could have offered to drop her home, but he was too tired.
    彼は彼女を家でおろそうかと提案できたのですが、疲れすぎていました
  • I could have stayed up late, but I decided to go to bed early.
    夜ふかしできたのに、早くベッドへ行ってしまいました
  • They could have won the race, but they didn't try hard enough.
    彼らはレースに勝てたのに、努力が足りませんでした
  • He could have studied harder, but he was too lazy and that's why he failed the exam.
    彼はもっと勉強すべきだったのに、怠けたので試験に落ちました

否定形の場合は、「could't have+過去分詞」です

can」も「could」も「will」と同じ助動詞なので、一緒に使うことはできません。

その代わり、「be able to」であれば、助動詞と一緒に使うことができます。

そのため、未来の能力について話す場合は、「will be able to」を使います。

現在は「できない」ことが未来には「〜できるだろうという意味です。

例文です。

  • If you arrive before 6 o’ clock, you’ll be able to see the sunset.
    6時前に到着すれば、日の入りを見ることができるでしょう
  • Women who become members will be able to practise their English speaking skills.
    メンバーになる女性は、英語のスピーキングを練習することができるでしょう
  • I’ll be able to help you with your homework this afternoon.
    今日の午後に宿題を手伝うことができるでしょう
  • If you complete this course, you will be able to apply for a new job.
    このコースを完了すれば、新しい仕事に申し込むことができるでしょう
  • I will be able to see again after the operation.
    手術の後にまた会うことができるでしょう

実は「can」も、それだけで未来の能力を表すことができます。

例文です。

  • I can see again after the operation.
    手術の後にまた会うことができます
  • I can give you a hand tomorrow. 
    明日手を貸すことができます
  • I can look after your kids tomorrow night. But I can’t collect them from school because I don’t finish work until 5 o’clock.
    明日の夜、子供の面倒を見ることができます。でも5時まで仕事があるので、学校にお迎えに行くことができません。

Be able toしか使えない場合

助動詞はひとつの文中にひとつしか使うことはできません。

つまり、「will」だけでなく「should」や「may」と同時に「can」 を使うことはできないのです。

そのため、助動詞を使いつつ「できる」という能力を添えたい場合は、「be able to」を使えばOKです。

完了形have/had been able to

have+過去分詞」を使う場合に、「できる」という能力を添えたい場合は、「be able to」一択です。

be」は過去分詞「been」に変化します。

例文です。

  • I have been able to visit them regularly.
    私は定期的に彼らを訪問することができています
  • She has never been able to speak English.
    彼女は英語を話すことができたことがありません
  • You’ve been able to figure it out.
    あなたはそれを解決することができました
  • We have been able to do more early intervention.
    私たちは早期に介入することができています

shoulde be able to 「できるはず」

should be able to」を使うと、現在のことについて「できるはずだ」ということができます。

例文です。

  • You should be able to learn this sentence.
    この文を学ぶことができるはずです
  • We should be able to play this game.
    私たちはこの試合をすることができるはずです
  • I should be able to cook my dinner.
    私はディナーを作ることができるはずです
  • You should be able to stay at home until 5.
    あなたは5時まで家にいることができるはずです

should have been able to「できたはず」

should」の後に過去完了として「have been able to」を使うことで、「できたはず」と表せます。

過去への後悔を表すような意味となります。

例文です。

  • I should have been able to think of the problem.
    私はその問題を考えることができたはずなのに
  • He should have been able to come off the ventilator.
    彼はベンチレーターを外すことができたはずなのに

may/might be able to「できるかもしれない」

may/might」の後に「be able to」をおくと、「できるかもしれない」と表せます。

might」を使うと、確信度が低くなり、丁寧なやわらかい)表現になります

  • I may be able to speak Spanish and French.
    私はスペイン語とフランス語を話すことができるかもしれません
  • She may be able to find an another new way. 
    彼女は別の新しい方法を見つけることができるかもしれません
  • They may be able to ask their boss to go home.
    彼らは家に帰るか上司に聞くことができるかもしれません
  • We might be able to help her to finish the presentation.
    私たちは、彼女がプレゼンテーションを終えるのを助けることができるかもしれません
  • He might stay home if we cannot see him at the party.
    パーティで彼に会えなければ、家にいるかもしれません

might have been able to「できたかもしれない」

mightの後に、過去完了として「have been able to」をおくと、「できたかもしれない」と表せます。

過去にそうしなかったけれど、そうできたかもしれない、という意味です。

仮定法過去完了の使い方です。

例文です。

  • I might have been able to study harder for getting this licence.
    この免許をとるために、もっと勉強できたかもしれないです
  • You might have been able to save much more money to buy that machine.
    あの機械を買うために、もっと多くのお金を貯めることができたかもしれません
  • We might have been able to rearrange the schedule.
    私たちはスケジュールをもう一度ねりなおすことができたかもしれません
  • He might have been able to teach us how to repair it.
    彼はその修理の仕方を私たちに教えることができたかもしれません

used toやneed toの後「to-不定詞」を使う

used to」や「need to」の後に「できる」という意味をつけたい場合、助動詞「can」は置けません。

そんな時にも「be able to」が活躍できます。

例文です。

  • I used to be able to play the piano, but I haven't touched an instrument in years.
    以前はピアノを弾くことができましたが、何年も楽器に触っていません
  • We used to be able to drink all through the night.
    以前はみんなで一晩中飲むことができました
  • I need to be able to speak the speech without looking my notebook.
    ノートを見ることなくスピーチを話すことができる必要があります
  • He needs to be able to climb the tree to get the flag.
    彼はその旗をとるためにその木に登る必要があります

動名詞「-ing」として使う

be able to」は動名詞「-ing」にして使うことができます。

そのため、動詞の後や前置詞の後におくことができます。

  • I enjoyed being able to coach him.
    私は彼をコーチできることを楽しんでいました
  • I’m proud of being able to think it as one of teammates.
    チームメイトの一人としてそれを考えることができることを誇りに思います
  • We felt like being able to dance all night.
    私たちは一晩中踊っていられるような気分でした

まとめ

「できる」「できない」という能力を表す助動詞は「can」「could」、そして類似の意味を持つ「be able to」をご紹介しました。

基本的な意味と、他の助動詞との使い方など、何度でもご確認ください。

では最後のおさらいです。

学んだことはすぐに実践!で身につきます。

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