英語が話せたらなー
もう遅いかなー
いえ、遅くありません!
40代になってから英語をやり直す人が増えています。
仕事や海外旅行のためだけでなく、「もう一度、自分を成長させたい」という想いがきっかけになることも多いです。
文法が苦手でも大丈夫。
文法は英語の地図のようなものです。
こんな方におすすめ
- 40代で英語学び直しを考えている社会人
- 基礎文法に自信がなく、会話力を上げたい方
- 短期間・効率的に英語学習を進めたい方
中学レベルを整理するだけで、会話もリスニングも驚くほどスムーズになります。
今こそ、「to=方向」「for=目的」のように、感覚で英語を理解する第一歩を踏み出しましょう。
1. 中学英語の文法を1ヶ月で復習する3ステップ

Step1:中1文法をざっくり復習(be動詞・一般動詞・疑問文)
最初の1週間は「英語の基本の型」を思い出す期間です。
be動詞(am, is, are)と一般動詞(play, likeなど)の違いを整理しましょう。
たとえば「I am happy.」と「I play tennis.」の違いを説明できればOK。
また、疑問文や否定文(Are you OK? / I don’t like coffee.)も声に出して練習してみましょう。
この段階では、“文の形を体に思い出させる”のが目的です。
Step2:中2文法で「過去・未来・助動詞」を押さえる
2週目は「時間を表す文法」を中心に復習します。
「過去形」「未来形」「助動詞(can, will, must)」を使いこなせるようにしましょう。
たとえば「I went to Kyoto last week.」「I will study English tomorrow.」など、実際の生活に結びつけて練習すると効果的です。
助動詞は会話でとてもよく使うので、ニュアンスをつかむことを意識しましょう。
Step3:中3文法で「不定詞・関係代名詞・比較」を整理
3週目は「表現の幅を広げる文法」を学びます。
「to不定詞(I want to learn English.)」「比較(This book is better than that one.)」「関係代名詞(the book that I read)」などを、例文で整理しておくと安心です。
完璧を目指すよりも、「なんとなく意味がつかめる」状態で十分です。
中学文法の全体像がつながれば、英会話も理解しやすくなります。
Step4:まとめ&会話で実践
最後の1週間は、1〜3週目で学んだ文法を実際に使う練習にあてます。
簡単な日常会話や自己紹介、仕事で使えるフレーズを声に出して練習し、文法知識を体に定着させましょう。
中学文法の全体像をつなげることで、英会話の理解が格段に楽になります。
2. 1日15分×1ヶ月|中学英語文法復習プラン

上記を1日たった15分で実践できる中学英語文法の復習プランを作ってみました。
第1週:中1文法をざっくり復習(be動詞・一般動詞・疑問文)
第1週目は中学1年生で習う文法をざっくりと復習します。
| 月〜金 | be動詞・一般動詞の文を声に出して5分ずつ練習 |
| 土 | 疑問文・否定文を5分ずつ練習 |
| 日 | 1週間の復習、例文を自分の生活に置き換えて声に出す |
第2週:中2文法(過去・未来・助動詞)
第2週目は中学2年生で習う文法を復習します。
| 月〜水 | 過去形の例文を作って発話練習 |
| 木〜金 | 未来形・助動詞(can, will, must)の使い分けを練習 |
| 土 | 過去・未来・助動詞を組み合わせた文章を声に出す |
| 日 | 1週間の復習、生活や仕事のシーンで使える例文を作る |
第3週:中3文法(不定詞・関係代名詞・比較)
第3週目は中学3年生で習う文法を復習します。
少し複雑なことをやっている気分がしてくるかもしれませんが、がんばりましょう!
| 月〜水 | to不定詞の文を作って発話練習 |
| 木〜金 | 関係代名詞と比較表現の文を作って練習 |
| 土 | 3文法を組み合わせた文章を作って声に出す |
| 日 | 1週間の復習、意味がつかめる状態を確認 |
第4週:まとめ&会話で実践
第4週目はこの3週間の復習です。
発声することがとても大切です。
| 月〜金 | 自己紹介・日常会話・仕事フレーズを声に出す(5分ずつ) |
| 土 | 前3週の文法を使った簡単な会話を作る |
| 日 | 1ヶ月の総復習、声に出して話すことで文法を体に定着 |
ここまでよく頑張れました👏
3. 文法をやり直すときのおすすめ教材・アプリ

文法を学び直すときは、「理解」と「実践」の両方をバランスよく取り入れるのがポイントです。
ここでは、紙教材・アプリ・音声ツールの3タイプ別におすすめを紹介します。
どれか1つでOK。大事なのは“続けられる教材”を選ぶことです。
3-1. 紙派におすすめの定番教材(中学英語ドリル・Grammar in Useなど)
「書いて覚える派」の人には、紙の教材がやっぱり強い味方です。
3-1-1. 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
中学英語を総復習するなら『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研)が定番。
短い例文とやさしい解説で、基礎を思い出すのに最適です。
こんな方におすすめ
- 中学英語をもう1度勉強したい人
- 難しいことは嫌いな人
- あまり本を読むのが好きではない人
3-1-2. English Grammar in Use Book with Answers
少しレベルを上げたいなら『English Grammar in Use』(Cambridge)もおすすめ。
例文の自然さとシンプルな解説が、大人学習者にぴったりです。
いろいろな英文法書があるのですが、私は本当に「English Grammar in Use book」がおすすめです。
こんな方におすすめ
- 英文法を英語のまま理解したい人
- 日本語で英文法を理解しようとすると疲れる人
- あれこれ英文法書を買い求めたくない人
日本語の文法は日本語で説明するからこそ、正しく伝わるのだと思いませんか。
英語もしかり。
日本語の文法語に惑わされている人(未来完了、過去完了、関係代名詞、仮定法、など)には、特におすすめです。
3-2. スキマ時間に使えるアプリ(Duolingo, Mikan, 英語物語)
忙しい40代には、スキマ時間学習が最強の味方です。
「Duolingo」はゲーム感覚で文法を復習でき、「Mikan」は単語学習と文法確認を同時に進められます。
日本語サポートのある「英語物語」も人気で、ストーリー形式で中学英文法を自然に復習できます。
通勤や昼休みの10分で続けられるのが魅力です。
3-3. YouTube・ポッドキャストで耳から復習する方法
文法を「聞いて理解する」練習も効果的です。
YouTubeなら「バイリンガール英会話」や「Atsueigo」など、説明が分かりやすいチャンネルを選びましょう。
また、ポッドキャストなら「Hapa英会話」は日本語での説明もあり、通勤中に耳を慣らすのもおすすめです。
耳から文法を吸収することで、自然に“使える英語”へ変わっていきます。
4. 40代が英語文法でつまずきやすいポイントTOP3
英語をやり直すとき、特に40代以上の学習者が悩みやすいポイントがあります。ここを知っておくと、効率よく学べます。
ポイント1:時制の混乱(現在・過去・未来)
過去形や未来形の使い分けは、意外と大人でも間違えやすい部分です。
たとえば「I went to the store yesterday.」と「I will go to the store tomorrow.」の違いをイメージできないと、文章も会話も不自然になります。
「いつのことを話しているのか」を意識するだけで、ぐっと理解が進みます。
ポイント2:前置詞の迷い(to / for / in / atなど)
「to」と「for」の違いや「in」「at」「on」の使い分けは、初心者が混乱しやすい代表例です。
感覚的に覚えようとするよりも、“方向・目的・場所のイメージ”で整理すると記憶に残りやすいです。
ポイント3:関係代名詞・比較表現の理解不足
「who」「which」「that」や「-er / -est」の比較表現もつまずきやすいポイントです。
日常会話ではあまり難しい構文は出てきませんが、文章で読むと理解に時間がかかります。
例文で感覚をつかみ、少しずつ自分でも作ってみると定着が早いです。
5. 1日15分でも続く!英語文法学び直しの習慣化テクニック

英語をやり直すとき、最も大切なのは続けることです。
毎日まとまった時間が取れなくても、1日15分の学習を習慣化すれば、1ヶ月後には確実に理解が深まります。
5-1. 完璧主義をやめて「3割理解×反復」
最初から完璧を目指すと挫折します。
ポイントは「3割理解でOK」と割り切り、何度も反復すること。
例えば、be動詞や一般動詞を完全に覚えようとせず、まずは例文を声に出して繰り返すだけでも効果があります。
小さな成功体験を積み重ねることで、学習のモチベーションが自然と続きます。
5-2. 英語ノートは1冊でOK!「書く」より「使う」へ
ノートを複数用意する必要はありません。
1冊に文法ポイントや例文をまとめ、実際に使う練習を意識しましょう。
声に出す、短文を作る、アプリでクイズ形式で復習するなど、「書く」だけでなく「使う」ことが定着のカギです。
5-3. 続ける人だけが伸びる理由
英語力は、量よりも継続の質で伸びます。
1日15分でも、毎日コツコツ学ぶ人と不定期に長時間学ぶ人では、半年後の差は大きく開きます。
短くても続けられる方法を見つけ、自分の学習習慣として定着させることが、40代からの文法やり直し成功の秘訣です。
まず今日から1日15分だけ声に出して復習してみましょう
6. 中学英語を制するためのおすすめ本

今度こそ英語を話せるようになりたい人のために、おすすめの本をご紹介します。
6-1.『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』
中学英語の基礎文法を丁寧に解説。be動詞・一般動詞・疑問文など、英語をやり直す40代にもわかりやすく、基礎からしっかり復習できます。
おすすめポイント:「be動詞」「一般動詞」「疑問文」など、基本的な文法事項をしっかり復習できます。
6-2.『英語耳』
英語の音に慣れ、リスニング力を鍛える定番書。発音や音の変化のコツを学べるので、聞き取りに自信がない方でも効率的に耳を慣らせます。
おすすめポイント:「音の変化」や「発音のコツ」を学ぶことで、英語の音に慣れることができます。
6-3.『マンガでおさらい中学英語』
マンガ形式で中学英語の文法や表現を解説。イラストや会話形式で理解しやすく、中1〜中3までの文法を楽しくざっくり復習できます。
おすすめポイント:文字だけでなくマンガで学べるので、英語をやり直す40代以上の学習者にも読みやすく、隙間時間で効率的に復習可能です。
まとめ:中学文法を制すれば、英語は必ず話せる
40代からの英語文法やり直し|中学英語を1ヶ月で復習する完全ガイド、のまとめです。
40代からの英語文法やり直し|中学英語を1ヶ月で復習する完全ガイド、のまとめ
- 中学英語の文法は、日常会話や仕事英語の基礎。基本を押さえるだけでコミュニケーションの9割をカバー可能。
- 1ヶ月で復習する3ステップを実践すれば、「読む・書く・話す」力を効率的に底上げできる。
- 毎日15分の習慣化で文法が定着し、40代からでも着実に英語力が伸びる。
- 英語学び直しで重要なのは、完璧を目指さず反復すること。小さなステップの積み重ねが、大きな成長につながる。

