
「could have」「would have」「should have」
のうまい使い方を知りたいな
使い方と違いをご紹介します!
一般的には'Could have', 'would have', 'should have' を簡略化した言い方が、'Coulda', 'woulda', 'shoulda'と言われる表現です。
それぞれ以下の通りです。
これらがさらりと出てくると、英会話に奥行きが出てきます。
書くときには使いませんのでご注意を!
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coulda, woulda, shouldaの発音の仕方

coulda、woulda、shouldaってどう発音すればいいの?
と思ったみなさま、まずはこちらをご覧ください。
「SEX AND THE CITY」のシーズン4、エピソード11は、「coulda, woulda, shoulda」というタイトルです。
左の女性(サマンサ)が、
Ahh coulda woulda shoulda
たらればだけどね〜。
と言っています。
あえて日本語をカタカナでおこすなら、「クダッ、ウダッ、シュダッ」でしょうか。
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coulda, woulda, shouldaと短縮されるのはなぜ


どうして短縮した読み方をするの?
学校では習っていないな
とお思いの方もいらっしゃいますよね。
それぞれの短縮系は、「could've」クドゥヴッ、「would've」ウドゥヴッ、「should've」シュドゥヴッです。
これはネイティブスピーカーにとっても、まどろっこしい発音だからです。
日本語を使って生きてきた皆さんなら、わかっていただけますよね。
この [have] を使った言い回しがどれだけまどろっこしいか・・・。口がうまく回りません。そのため苦手意識を持ってしまっている人もいるのではないでしょうか。
さらに会話の中では後ろに動詞の過去分詞もくるので、
- could've gone
- would've eaten
- should've made
と、話すときにも忙しい!
それが、
- coulda gone
- woulda eaten
- shoulda made
と言えれば、それだけで気も楽になります。
ただし、口語体(話すとき)のみでOK。文法体(書くとき)はNG。
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coulda, woulda, shouldaの意味


じゃあ、"coulda, woulda, shoulda"って続けて使うと、どんな意味になるの?
"coulda, woulda, shoulda"というのは、
「たられば、だけどね」
というような意味になります。
なぜなら、
という、「過去に起きたことに対して」あれこれ発言するからです。
そのため、この3つを繋げて"coulda, woulda, shoulda"といえば、「ああしておけばよかったな、こうしておくべきだったな」、つまり、「たらればだけどね」という意訳ができます。
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coulda = could have + 過去分詞

では、ここから、'coulda'こと、'could have + 過去分詞'の用法使い方を見ていきましょう!
could have(could've)を使った文の意味
could have + 動詞の過去分詞を使うと、以下の表現を伝えることができます。
ひとつずつ、見ていきましょう。
「可能だったけれど、起こらなかった/やらなかった」(it was possible, but didn't happen)
まずは、「可能だったけれど、起こらなかった/やらなかった」という意味についてです。
英語で言い換える方が、実は的確な意味を理解しやすいです。
It was possible, but didn't happnen.
例文をご覧ください。
つまり、美容室に行くこともできたけれど、あなたは行かない選択肢を選び、自分自身でカットした、ということです。
どちらも、実際には「起こり得たけれど、しなかった、やらなかった過去の事実」について表現しています。
「わからないけれど、たぶん」という過去の可能性(I don't know but...)
2つ目は、過去の可能性を表現したいときに使えます。
簡単にいうと、「〜かもしれない」という意味です。
英語で言い換えると、意味が的確になり理解しやすいです。
I don't know but...
例文です。
言い換えると、
I don't know but maybe she went home.
ということです。
もちろん、この英文を使っても問題ありません。
彼女が、「私帰るね」と言い残したわけではないので、100%真実かはわからないけれど、状況的に見て、たぶん帰ったんだろうね、って感じです。
そして、これに気づいた人、正解!↓↓↓
She might have gone home.
これも、同じ意味になります。
受験英語のように正解はひとつ、ではありません。
いろんな表現が考えられるんですね。
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woulda = would have + 過去分詞

では、続いて、'woulda'こと、'would have + 過去分詞'の用法使い方を見ていきましょう!
would have(would've)を使った文の意味
would have + 動詞の過去分詞を使うと、以下の表現を伝えることができます。
以下で詳しくみてみます。
仮説的、空想上の過去(not real / imaginary past)
「〜だったらなあ。」と、「起こらなかった過去についての希望」をいうことができます。
例文です。
行きたかったけど、ジムに行かなかったのが事実です。
それに対して、「行けばよかったかな」と思っているのがこの発言です。
パンチしたかったけど、パンチしなかったのが事実です。
あくまでも空想上の希望ですね。
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shoulda = should have + 過去分詞

最後に、'shoulda'こと、'should have + 過去分詞'の用法使い方を見ていきましょう!
should have(should've)を使った文の意味
「should have + 過去分詞」を使うと、以下の表現を伝えることができます。
これは使う場面が明白ですね。
ひとつずつ例文と一緒に見ていきましょう。
過去に起きた期待「〜はずだったのに(ならなかった)」(I expected ... but it didn't happen)
まず、'should have + 過去分詞'を使った、過去に起きた期待についての例文を見てみましょう。
電話を受けることを期待していたのに、かかってこなかったという...文句ですね。
どちらも、ある過去の状況において、期待を込めていたが、そうならなかった、という気持ちを表しています。
過去への後悔「〜すべきだったのに(しなかった)」( regret not to do...)
続いて、'should have + 過去分詞'を使った、過去に対する後悔への表現を見てみましょう。
こういう方、多いのではないでしょうか。
「should have + 過去分詞」で正しくあなたの気持ちを伝えることができます。
shouldの本来の意味である、「〜すべき」とか、「〜しなくてはいけない」「〜した方がいい」を考えると理解しやすいし、使いやすいですね。
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どの助動詞を使えばいいかわからなくなったら

どの助動詞を使えば迷ったら、あなたの気持ちを優先して選んでください。
実際には、日本語に訳すと、例えば、[should've]なのか[could've]なのか判別しづらいような場面も多く出てくると思います。
[could've]と[might've](ここでは説明してないですが)も、「〜だったかもしれない」というような意味を持ちます。
難しく考えすぎなくてOK。
現在形の助動詞の意味に従って、使いやすいほう、発音しやすいほうを選ぶようなことがあっても大丈夫です。
coulda woulda shouldaの使い方と違い、のまとめ
今回の記事でご紹介した表現は、仮定法の主節にもなりうる表現たちです。
仮定法についてはまた別の記事で。
まとめです。
まとめ